Akio Suzuki “MON MON”


ー picture score for improvisation, 1974 ー

“MON MON”

2019.7.20 sat. – 8.18 sun. / 9.19 thu.- 9.29 sun.

Open 13:00-19:00 Thu-Sun (other days by appoint)

Opening Reception: July 20th, 18:00-20:00

http://islandjapan.com/exhibition/327/
企画:アイランドジャパン株式会社

〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-12-9 BLOCK HOUSE 2F
6-12-9-2F BLOCK HOUSE Jingumae Shibuya-ku, Tokyo 150-0001 JAPAN
www.blockhouse.jp

オープニングパフォーマンス
https://vimeo.com/353040688


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TRAINIART JRE MALL店にてMON MON 作品販売中

【作品への想い】
「era – scores MON MON
鈴木昭男 いつの頃かに、どこかの美術館のショップで買ったシグマー・ポルケ Sigmar Polkeの作品カードが、 今もぼくの仕事机の横壁にピンナップしてある。
ドイツの好きな作家であり、ぼくと同年輩でもあった。
誕生日プレゼントに、友人たちから彼のカタログを、よくプレゼントされた。
きっと、いつまでもこのカードが傍に飾ってあったからかも知れない。

音に目覚めたあとに、上京し美術界への憧れもあった頃、作曲法を模索するなかで、朝に目覚めの印象を日々俳句まがいに描きとめていた図形があった。
一瞬にして描きあげたそれを、ピアノの譜面台に掲げての即興を、詩人の故鍵谷幸信さんが泉岳寺にあったアトリエを訪ねて下さった折に披露したら、「今度の西部劇場での、H氏賞授賞式のアトラクションでこれをやってくれないか」との話が、即まとまってしまった。 武満徹さんプロジュースの「今日の音楽」(渋谷・西武劇場)の最終日のチケットを手に入れて行ってみると、確かフランソワーズ・ビュッケという人がスタインウエイを弾いていた。
今度あれを弾くんだと、わくわくするものがあった。
当日になり準備時間に劇場入りしてみると、ステージにはヤマハが置かれていた。
若かったぼくは、スタインウエイをお願いしてカフェに出た。
ステージ脇の奥には、キルティング・カバーをされたそれが、いつの日かの出番まで眠りに入っていたのだったが・・・・。
鍵谷さんの「新人です・・・・」との紹介があって、だれかに背中をつかれて眩い場所に転がり出た。
ピアニストは先にお辞儀をするものだったか ? との思いが一瞬脳裏に走ったのを覚えている。
背のある椅子に座ってみると、へそが鍵盤すれすれの位置ににセットされていた。

ステージ慣れのないぼくは、その姿勢のまま《脱兎のごとく始めるはずだった》曲に取り付いたところ、右薬指があまりの鍵盤の硬さでツルリと滑ってしまった。
ヤマハにしておけば良かった・・・・との後悔と同時にあがりがきて、前席の人たちからは「どどどど」との貧乏ゆすり的なペダル使いを見られてしまっただろう。
このタッチの重さを利用してと、心が落ち着いた頃には、終盤となり、あとに招待されていたパーティーを蹴って我が家に駆け戻り、押入れで丸くなり悲嘆に暮れた次第。

ところが、三日後になって新宿のライブハウス「ピットイン」から「先日のあれをやってくれないか」と、電話が鳴った。
そして、ヤマハが待っていた。
こんどこそはと挽回に勤め、昼の部の数十名の人たちが下さった拍手が立ち直りのきっかけとなった。
「日本の詩祭」(’75)頃の話でした。
美術界の練金術師とも言われたシグマー・ポルケが開かれエポックメイキングな手法を追っていたころ、ぼくは、エネルギーの行き先をもとめて「悶々症候群」のなかで日を送っていました。
今になって、その頃の遺物を紐解いてみると、いくばくかそれらが成長していて今を励ましてくれることがあります。
年月が経ってみると、手法すら思い出せないものが出てきます。
コラージュなのか、それのコピーなのか印刷だったか・・・・、最終を決めるのは作家の心意気だということを、オリジナル信奉の有り様から解き放ってくれたのもシグマー・ポルケです。 鈴木昭男」

ヨーロッパツアー2019

April 28 (Sun)
Rie Nakajima, Aki Onda, Akio Suzuki and David Toop “dara dara” at LA SENNE in Oscillation Festival and Art Brussels (organized by Q.O.2), Brussels, Belgium
http://www.recyclart.be/fr/agenda/david-toop-akio-suzuki-aki-onda-rie-nakajima

April 30 (Tue)
Akio Suzuki and Aki Onda at iii, Den Haag, The Netherlands
https://instrumentinventors.org/event/no-patent-pending-35-akio-suzuki-aki-onda-kunrad-paper-ensemble/

May 3 (Fri)
Rie Nakajima, Aki Onda and Akio Suzuki at STUK, Leuven, Belgium
https://www.stuk.be/en/program/sound-in-may-opening-floris-vanhoof-rie-nakajima-guests-akio-suzuki-aki-onda

May 5 (Sun)
David Toop, Aki Onda and Akio Suzuki in Flutter Echo Festival at Cafe Oto, London, UK
https://www.cafeoto.co.uk/events/flutter-echo-festival-three/

May 8 (Wed)
Akio Suzuki and Aki Onda in Angelica Festival, Bologna, Italy
https://www.aaa-angelica.com/aaa/festival/angelica-29-mo-no-no-ne/

May 11 (Sat)
Akio Suzuki in Leo Zogmayer’s exhibition at museumkrems, Krems, Austria
http://www.museumkrems.at/Info.htm

鈴木昭男《道草のすすめ―「点 音(おとだて)」and “no zo mi”》


東京都現代美術館
2019年3月29日(金)より

鈴木昭男《道草のすすめ―「点 音(おとだて)」and “no zo mi”》公開記念 パフォーマンス
3月29日(金)①13:00– 場所:屋外展示場ほか ②18:00– 場所:コレクション展示室ほか ※入場無料
3月30日(土)15:00– 場所:屋外展示場ほか ※コレクション展のチケットをお求めの上、ご参加ください。
http://www.mot-art-museum.jp/renewal2019/

サウンドアートパフォーマンス「ねんでちょ」

鈴木昭男&宮北裕美サウンドアートパフォーマンス「ねんでちょ」
https://www.komaki-bunka.or.jp/event/2355.html
2018年11月10日(土)18:00
小牧市市民会館・公民館 ロビー展示場・講堂
入場無料

鈴木昭男&宮北裕美ワークショップ「きいとりゃぁす」「みとりゃぁす」
https://www.komaki-bunka.or.jp/event/2356.html
2018年11月11日(日)13:00
小牧市中部公民館 4F大会議室
参加費:300円
定員:30名(申込先着順)
対象:小学生以上(親子でご参加いただけます)

申込・問合:一般財団法人こまき市民文化財団
電話:0568-71-9700
ファックス:0568-77-8207

土祭2018

土祭2018
日向ぼっこの空間・アーカイブ展示
期間:9/15(土)〜 30(日) 10:00 〜 17:00
会場:益子陶芸村(栃木県芳賀郡益子町益子3435-1)
http://hijisai.jp/artists/suzuki-akio/

サウンドパフォーマンス & 「日向ぼっこの空間」トーク 鈴木昭男× KINTA
日時:9/16(日)15:00 ~ 17:00
会場:旧小宅小学校(栃木県芳賀郡益子町小宅533-1)
http://hijisai.jp/program/nanai_event01/

サウンドパフォーマンス & トーク 鈴木昭男×川崎義博
日時:9/17(月・祝)19:00 ~ ( 開場18:30)
会場:Art into Life(益子陶芸村内)
http://hijisai.jp/program/mashiko_event03/
http://www.art-into-life.com/news#19

和歌山県立近代美術館 音と場の探求

和歌山県立近代美術館
コレクション展 2018-夏秋
特集 鈴木昭男 音と場の探求
2018年8月4日(土)~10月21日(日)

鈴木昭男トーク&パフォーマンス
8月5日(日) 14時から 和歌山県立近代美術館 1階展示室Bおよび2階ホールにて
http://www.momaw.jp/exhibit/after/2018-akiosuzuki.php

クロージングイベント
鈴木昭男×中川真 スペシャル・トーク + 鈴木昭男 パフォーマンス
10月21日(日)14時~16時(予定)
http://www.momaw.jp/event/post-152.php

美術手帖「日本のサウンド・アートの先駆者。鈴木昭男の初期から最新作までを一気にチェック」 https://bijutsutecho.com/magazine/news/exhibition/18220