Hombroich: Raketenfestival
Hombroich: Raketenfestival
2022年5月29日 17:00- パフォーマンス(Sound walk)
https://www.raketenfestival.com
2022/4/29(金・祝)〜5/8(日)に開催される「ACAO des ART」のプログラムとして、昨年土石流災害で途中中止となった「鈴木昭男×宮北裕美 パフォーマンス『波 の う つ し』」を少し形を変えて再演します。
鈴木昭男×宮北裕美 パフォーマンス『波 の う つ し』
日程:5月3日(火・祝)、4(水・祝)各日14:00〜
参加費:入場料+1000円(お取り扱いはPeatixのみ)
参加アーティスト:鈴木昭男、宮北裕美
チケット購入:https://acao-des-art.peatix.com
「ACAO des ART」
https://projectatami.com/update/972/
アクセス:https://www.acao.jp/access
鈴木昭男インタビュー動画が公開されました。
= 点 音 in 大府 =
愛知県大府市で開催された鈴木昭男「音のみちくさ」展は、この催しをご担当下さった方々の情熱によって、びっくりの設えが現実化し、まさにアートオブリストという市の企画の素晴らしさの伝わる展覧会となりました。町のあちこちに出現した「点 音(おとだて)」は、子供たちにも愛され理解され、この催しで「みちくさノート」として結実し、記録されつづける資料となりそうです。この〈佇み耳を澄ます〉マークは、茶の湯「野点」のように戸外にて感覚を開くという示唆として、耳と足の形から考案され 1996年のベルリンのフェスティバルでの発表以来、25年間続けられてきたイベントになります。
驚いたのは、メイン会場(休憩棟)のある大倉公園への入り口になる歴史民俗資料館前に敷設された「ガリバーおとだて」が出現したことです。これは、多くの人たちの目に止まり、なおさらに催しを盛り上げてくれました。そこから園内に入ると茅葺門と数寄屋門に掲げられた「おとだて暖簾」が爽やかに風にゆらいで招き入れてくれました。
= 昭男さんをたどる―「点 音」と小屋 =
関の左手の床の間付きの二つの和室が展示会場となって、縁側の日差しを浴びて畳の中ほどに鎮座する「コピショップ」が、まずは迎え入れてくれました。実物大の「点 音」マークをあしらったポスターが貼られた外壁には、来場者の「感想シール」が日々増えてゆくのでした。「コピショップ」というのは、鈴木昭男が過去に、網野町にある「離れ湖」の湖畔に建てた仕事小屋の名前で、その中にはコピー機が備わっていて、それによる様々な制作を行って来た手作りの小さなアトリエでした。2008年に、一宮市三岸節子記念美術館で催された鈴木昭男「点 気(きだて)」展の折のカタログの表紙を飾った「コピショップ」の佇まいが引き金となっての再現になりました。
「仏つくりて魂入れず」になってはと、「あきにゃん」こと鈴木昭男は、当時をかえりみながら小屋の内部を整えてゆきました。1996年あたりからの制作物や日記の中に登場しだしたのが「あきにゃん漫画」であり、大府のスタッフ一同のTシャツにも登場しました。当のコピー機も「ピーコ」とよばれて「コピショップ」時代には「あきにゃん」の仕事を大いに手助けしてくれていましたが、この展覧会が最後のご奉仕として参加してくれていました。というのは、メーカーからトナーの補充がストップとなる機種だったからです。
「コピショップ」の内部には、海外での活動のなかでも描かれてきた「あきにゃん漫画」の数々がピンナップされていたり、消しゴム版画にもなって彩りを添えていました。針のない〈今を意識する〉「ニャウ」掛け時計に、〈綱渡りあきにゃん〉のオブシェ、入り口には、「コピショップ」の先輩にあたる「もんどり庵」のキャラクター「蛇足ちゃん」が額として掲げられました。そして、ピーコ(機)も、最後のご奉公で役立っていたようです。次の部屋には、これまでの「点 音」の資料が、寺子屋風の机上に整理され、それぞれのパネルを読み進めながら楽しめる仕組や、「コピショップ」でその時々に制作されていった小冊子を手にとって眺めることができたりと、キュレーターの方々の細やかな整えが伝わる展示となりました。
そのほかに、町の「みどりや」さん特製の「点 音 スイーツ」なども話題になりました。大府の町に長く語り継がれるお菓子になっていって欲しく思います。「みちくさの音」とともに。
=パフォーマンス 「め ぐ る」 =
オープニングでは、市役所の一階ロビーにてパフォーマンス「め ぐ る」を、宮北裕美の ダンス “Nu Tu” とともに行なわれた。普段は、市民の活用する空間に備えられた椅子たちが、ソーシャル・ディスタンスの間隔で並べ替えられていて、中央には、白布に覆われた三宝が配置され、その上に鈴木が丹後の浜で採取した孔のあいた石・流木・竹と貝が置かれ、その間をめぐるかたちで、それら「音 器」を取り替えながら演奏をした。宮北は、コロナ禍のなか点在して集う人たちの間を漂いめぐるダンスを披露。丹後の「後ヶ浜(のちがはま)」の波に磨かれた平らな小石の四つをカスタネットのように打ち鳴らし、その音に触発されての所作をこの十年余りをかけて身につけてきた。それは、浜の名の起こりの「のち」(内と外の古語 ”Nu Tu”)の為せる浜風に移ろう波のリズムに習うものであった。彼らの住む丹後からのメッセージとしてプレゼントした。
= ワークショプ、トーク =
11月6日の最終日の昭男さんとつくる「みちくさノート」では、「点 音」の宿題をかかえて大人から子供までが一堂に会して、それぞれの記念になる製本つくりがなされ、午後には「tiny house tiny talk」と題して「コピショップ」の復元を休憩棟内に手がけたアーティストの渡辺英司さんとの幼児体験に始まる、楽しい小屋つくりの話が交わされました。
Exhibition on the occasion of the 30th anniversary of the Kunsthaus Dresden in 2021
Yoav Admoni, Maria Thereza Alves und Jimmie Durham, Marie Athenstaedt, Alice Creischer & Andreas Siekmann, Lucile Desamory, Hatakeyama Naoya, Horikawa Michio, Hsu Chia-Wei, Koike Teruo, Alicja Kwade, Miyakita Hiromi, Munem Wasif, Sybille Neumeyer, Kadija de Paula & Chico Togni & FELL, Mathis Pfäffli, Erika Richter, Shitamichi Motoyuki, Suzuki Akio, Tang Han, Zhou Xiaopeng, Stephanie Zurstegge